アーチが低いって言われたけど、具体的に何がいけないの?
誰か教えて~💦
↑こんな方に向けて、今回は足のアーチについてまとめていきます!
○管理人プロフィール
▶足と靴専門の理学療法士(10年目)。新人教育担当。理学療法士になる前に、足と靴の専門学校にて2年間学んできましたので、足・靴に対する知識は比較的豊富です。
▶実際の靴作りも行っていたので、構造的なこともお伝え出来ます。(ニーズがあるのかは不明)
✔本記事の内容
①足のアーチって何?
②足のアーチの役割
③足の変形について
④トレーニング方法
○足のアーチって何?
そもそも、アーチというものはなんでしょうか?
「アーチ」という言葉は、橋などを建築するときに用いられることが多いです。
↑の図のように、半円になっていることで上からの荷重に耐えることが出来ます。
人の足もこれと同じように、アーチが存在し、
内側・外側・横方向にあります。
○内側縦アーチ
→足の内側にあるアーチで、一番一般的に知られているアーチです。
いわゆる「土踏まず」ですね。
世間的に知られている足のアーチがこれに当たります。
この部分が低くなると
「扁平足」や「外反母趾」という状態になります。
○外側縦アーチ
→実は、外側にもアーチが存在します。
内側と比べると、もともと低いアーチではありますが、この部分が低くなっていると
「外反扁平足」や「内反小趾」という状態になりやすいです。
○横アーチについて
→足の付け根部分に、横方向に存在するアーチです。
この部分が低くなると、
「付け根部分のタコ・魚の目」や
「開張足」といった足の変形になります。
○足のアーチの役割
アーチには、
○体重を支える役割
○関節の衝撃を和らげる役割
○足を前に進める役割
があります。
○体重を支える役割
→前述したように、橋と同じように体重を下から支える役割があります。
○関節の衝撃を和らげる役割
→足のアーチがクッションの役割をし、膝や股関節・腰などの負担を和らげる役割があります。
○足を前に進める役割
→足の裏には強い筋肉の膜があり、アーチがあることで「バネ」の役割をします。
→このように、足のアーチには大きく3つの役割があります。内側・外側・横アーチのどれが低下してもこのような役割が弱くなってしまいます。
○トレーニング方法
良くなる方法を教えて〰💦
足の骨は橋とは異なり、骨の配列のみで固定されるものではなく、筋肉や靭帯などで支えることで維持されています。
足のアーチを鍛えたり、保つためには、
①足周囲のトレーニング
②インソール療法
③手術療法
これらが方法として挙げられます。
※③の手術療法については、変形がかなり高度な場合に適応されます。
①足のトレーニング
→足のアーチを支える筋肉をトレーニングで鍛えます。
②インソール療法
→インソールとは、簡単にいうと「靴の中敷き」です。
足裏からアーチを支えることで、足のアーチ維持や向上を図ります。
○まとめ
今回は、足のアーチについてご紹介しました。
☆今回はこれで終わります。最後までご覧いただきありがとうございました☺
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